悩みとの付き合い方

看護師として働くようになってから悩みが尽きないとおっしゃる方は多くいらっしゃいます。とはいえ、悩みが人としての成長を促す要素になることは往々にして考えられます。
人に全く悩みが無ければ、「変わろう」とすることすら思い浮かびません。悩みを原動力として、人間の能力は開花していくものです。悩み抜いた結果、自分にとって最適な答えが導き出せるならば、悩みが自分を後押しするパートナーであるという認識を持っても良いでのはないでしょうか。悩みが今後の方向性を指し示す方位磁石として機能することは往々にして考えられることであり、悩んでいるときは、まさに自分が変わろうとする転換期であると言っても過言ではないのです。
人によっては、悩みを主体とした生き方をされているのではないでしょうか。悩むということは、それだけ真剣に生きようとする姿勢の表れであり、慎重に人生を歩もうとするからこそ石橋を叩いて渡るくらいの心境となっていくのです。たった一度の人生でいかに有意義な人生を送ろうとするかが生きる上での目標意識となり、後戻りできないからこそ劇的な生き方となるように懸命になれるのです。悩みはごく自然な感情の一部。その感情をバネとして様々な分野で成功を収めてきた方はたくさんいらっしゃいます。
「悩み」を毛嫌いして目を背けるのではなく、自分になにかを教えてくれるきっかけとして「悩み」に寄り添うことは大切なことではないかと思います。悩んだ分だけ人は大きく強くなれます。